~車載アシスタントのイノベーションパートナーシップを通じて、 ドライバーの状態や行動に反応し、より安全で快適な運転体験を実現~
自動車業界向けにAI技術を提供するCerence Inc.(以下セレンス)は、Human Insight AIのグローバル・リーダーであるSmart Eyeと感情を認識する新しい車載アシスタントを共同開発しました。AIでさらに進化した没入型のコンパニオンは、自動車メーカーに安全性、快適性、エンターテインメント性を高め、パーソナライズされたユーザーエクスペリエンスを提供します。新しい車載アシスタントはCES 2024(1月9日~1月12)のセレンスブースにて展示中です。
両社の人間の行動に深く焦点を当て、業界をリードするAIの専門知識と、量産対応の自動車ソリューションを提供してきた長年の経験により、自動車メーカーに次世代の人間と機械のインタラクションの提供が可能となりました。
CES2024で展示中のデモ、Smart Eyeのドライバーモニタリングシステム(DMS)ソフトウェアは、セレンスの中核である車載アシスタント「Cerence Assistant」と統合されています。マルチモーダルシステムは、バックミラーカメラを使用してドライバーの表情と視線を分析し、ドライバーの見ている方向や発話中か等、反応や感情を判断します。この統合製品は、新ドライバーモニタリング規制により世界中で義務化が進む眠気検出もサポートしています。
人間にフォーカスした洞察と車のコンテキスト情報を組み合わせて構成されたCerence Assistantは、ドライバーの状況に応じ、より自然でパーソナライズされた対話をリアルタイムに実現します。感情に関する情報をもとにリアクションをするCerence Assistantは、ドライバーが疲れている場合や注意散漫になっている時、機嫌が悪い場合と、ドライバーが元気で注意深い状態や、精力的、快活な状態とで異なる対応をするため、安全性を高め、よりパーソナライズされた快適な運転体験を提供します。
Smart Eyeの創業者兼CEOのマーティン・クランツ(Martin Krantz)氏は次のように述べています。「ドライバーと同乗者は、車載HMIとより自然かつパーソナライズされた、状況に応じた対話を望んでいます。セレンスとの協業によって、音声コマンド/コントロール機能を超えた、感情認識が可能な高度なエンゲージメントを実現する次世代の没入型車載AIコンパニオンを提供できることを嬉しく思います」
セレンスのCEO、ステファン・オルトマン(Stefan Ortmanns)は次のように述べています。「AIでさらに進化した没入型コンパニオンの実現には、車載アシスタントがドライバーの状態や情報を認識し、様々なニーズや状況に応じてサービスできるようにすることが重要です。セレンスはSmart Eyeとのパートナーシップにより、ドライバーの安全性と快適性を向上させる、高度に統合されたシームレスなソリューションを提供します」
Smart Eyeとセレンスの統合ソリューションは、CES2024の会期中、セレンスブース(ラスベガスコンベンションセンター西ホール ブース番号6627)で展示されます。
Smart Eyeの詳細については、www.smarteye.aiをご覧ください。
セレンスの詳細については、当社の日本語ウェブサイト https://www.cerence.com/ja/homeをご覧ください。最新情報については公式LinkedIn およびTwitterからもご覧いただけます。
【Smart Eyeについて】
Smart Eyeは、複雑な環境における人間の行動を理解、サポート、予測する技術「Human Insight AI」のグローバル・リーダーです。同社は、安全で持続可能な未来のために、人間と機械のギャップを埋める技術に取り組んでいます。同社のマルチモーダルなソフトウェアおよびハードウェアソリューションは、2021年のAffectiva社およびiMotions社の買収による技術サポートも加え、自動車ならびに行動研究分野において人の行動に関する比類のない洞察を提供します。
自動車分野では、ドライバーモニタリングシステムやインテリアセンシングソリューションを通じて、より安全で人間を軸にしたモビリティをリードしています。同社の技術は次世代自動車に組み込まれており、また、既存の車や営業用自動車、少量OEMのアフターマーケットにスタンドアロン型ソリューションとして利用されています。
業界をリードする同社のアイトラッキングシステムとiMotionsバイオセンサーソフトウェアを利用することで、学術およびビジネス分野で最先端の研究や研修が可能になります。AffectivaのEmotion AIにより、世界の大手ブランドマネージャーやマーケットリサーチャーは、消費者がどの様にコンテンツ、製品、サービスを利用しているかをより深く理解できます。
スウェーデンに本社を置くSmart Eyeは1999年に設立され、米国、英国、ドイツ、デンマーク、エジプト、シンガポール、中国、日本にオフィスを構えています。2016年に上場した同社の顧客は、NASA、日産、ボーイング、ハネウェル、ボルボ、GM、BMW、吉利汽車、ハーバード大学をはじめ、世界中の1,300以上の研究機関、世界の大手広告企業の90%、フォーチュングローバル500企業の26%に上ります。
【セレンスについて】
セレンス(Cerence Inc.)は、自動車を含むコネクテッドモビリティの世界へ独自のソリューションを提供し、感動的なユーザー体験を創出するグローバル・リーダーです。世界をリードする自動車メーカーとモビリティOEMのイノベーションパートナーと提携し、自動車/二輪車や消費者のデジタルライフにいたるまで、直感的なAIベースのインタラクションを実現し、コネクテッドワールドの発展に寄与します。20年にわたる知見と4億7,500万台以上もの自動車への採用実績を有する当社は、コネクテッドカー、自動運転、EV、二輪車のロードマップに明確なビジョンを持っています。
詳細については、当社の日本語ウェブサイト https://www.cerence.com/ja/homeをご覧ください。