20241月18

~ChatGPTを標準機能に、シュコダの車内体験を向上~

自動車業界向けにAI技術を提供するCerence Inc.(以下セレンス)は、フォルクスワーゲン・グループのブランドのŠkoda Auto(以下シュコダ)に生成AI機能を提供することを発表しました。セレンスの「Cerence Chat Pro」を活用することで、シュコダは新しい車内体験を創出し、日々の運転にシームレスでインテリジェントなコンパニオン機能の搭載を実現します。

Cerence Chat Proは、自動車メーカーが個人情報と車両データを確実に保護しながら、柔軟性、広範なカスタマイズ、少ない労力でChatGPTを自社の車載アシスタントプラットフォームへの統合を可能にします。Cerence Chat Proは、セレンスの大規模言語モデル(LLM)を使用して10,000以上の自由形式の質問と回答を処理し、車載アシスタントを自然に会話するパートナーへと変身させます。自動車メーカーは、セルフサービスポータルを通じてCerence Chat Proを完全にカスタマイズでき、シュコダのようなブランドが質問や回答を変更して、ユーザーエクスペリエンスを自社ブランドやドライバーのニーズに最適に合わせることができます。また、センシティブな話題を制限する保護レイヤー機能も備えています。

chatpro

Cerence Chat Proをシュコダの音声アシスタント「Laura」に統合することで、ドライバーと同乗者は、ナビゲーションやエアコン制御など、Lauraの既存の音声機能を上回る日常的な会話で制御できるようになり、完全なハンズフリーで運転の安全性が向上します。

シュコダ・オートのCEO、クラウス・ツェルマー氏(Klaus Zellmer)は次のように述べています。「AIで強化されたシュコダの音声アシスタントは優れた日常のパートナーになり、ドライバーと同乗者は、移動中に会話で簡単に世界の知識にアクセスできるようになります。シュコダは、音声アシスタント Laura に先進技術であるChatGPTを統合し、運転体験を迅速に向上させます。ドライバーのハンズフリー機能やデータセキュリティは従来通り最優先事項です。お客様にこの最新機能を高く評価いただけると確信しています」

セレンスCEO、ステファン・オルトマン(Stefan Ortmanns)は次のように述べています。「セレンスの使命は、自動車メーカーがAIを活用して日々の運転をよりインテリジェントに、楽しく、安全にできるよう支援し、ドライバーと同乗者の車内体験を再定義することです。今回のコラボレーションにより、シュコダのドライバーに世界で初めてCerence Chat Proの洗練されたコネクテッドモビリティ体験を提供できることを嬉しく思います」

今回の発表は、セレンスとシュコダ・オートの親会社であるフォルクスワーゲン・グループが発表した共同開発に準じるもので、クラウドアップデートを通じて、MEB GPおよびMQB EVOプラットフォームをベースとするVWグループブランド内の特定モデルをCerence Chat Proにアップグレードします。

セレンスの詳細については、当社の日本語ウェブサイト https://www.cerence.com/ja/homeをご覧ください。最新情報については公式LinkedIn およびTwitterからもご覧いただけます

【セレンスについて】

セレンス(Cerence Inc.)は、自動車を含むコネクテッドモビリティの世界へ独自のソリューションを提供し、感動的なユーザー体験を創出するグローバル・リーダーです。世界をリードする自動車メーカーとモビリティOEMのイノベーションパートナーと提携し、自動車/二輪車や消費者のデジタルライフにいたるまで、直感的なAIベースのインタラクションを実現し、コネクテッドワールドの発展に寄与します。20年にわたる知見と4億7,500万台以上もの自動車への採用実績を有する当社は、コネクテッドカー、自動運転、EV、二輪車のロードマップに明確なビジョンを持っています。

詳細については、当社の日本語ウェブサイト https://www.cerence.com/ja/homeをご覧ください。

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