20241月12

~Cerence Assistantの強化されたマルチシート音声対話機能を 世界中の長城汽車ドライバーと同乗者に提供~

自動車業界向けにAI技術を提供するCerence Inc.(以下セレンス)は、中国最大級のSUV、ピックアップ、電気自動車メーカーのGWM(Great Wall Motor、以下長城汽車)と協業し、車内体験を強化する「Cerence Assistant」が、世界市場で事業を拡大する長城汽車のカーラインナップに採用されたことを発表しました。長城汽車は、セレンスの技術を活用した新しいユーザーエクスペリエンスをGWM TANK300、GWM TANK500、ORA 07、POER等の主要車種に導入し、20カ国、13言語で世界中のドライバーに直感的で自然なインタラクションを提供します。 

長城汽車はセレンスと協業し、長城汽車のドライバーに強化された新しいユーザーエクスペリエンスを提供します。同社は「Cerence Assistant」と「Cerence Speech Signal Enhancement(SSE)」を活用して、「ハイ、GWM」のウェイクアップワードのアクティベーションをはじめ、ドライバーと同乗者が車載アシスタントとのやり取りでそれぞれのニーズに応じたサポートが受けられるマルチステップインタラクションやマルチゾーンインタラクション等の主要機能を提供します。Cerence SSEによって、例えばドライバーと車載アシスタントの対話に同乗者が割り込むことができるなど、より効率的で効果的なインタラクションが可能となります。また、長城汽車はCerence SSEを活用して、電話音声や車内での他のアシスタントプラットフォームとの対話の音声品質も改善します。今回の協業によって長城汽車は、クラウドアップデートを通じて車両購入後のドライバーに新しい生成AIや大規模言語モデルベースの継続的なアップグレードおよび機能を提供します。

長城汽車のビジネスインテリジェンス部門バイスプレジデント、ニコル・ウー氏(Nicole Wu)は次のように述べています。「セレンスは、当社のグローバル展開において極めて重要なパートナーであり、セレンスのインテリジェントな製品とサービスが利用できることに大変感謝しています。セレンスとの協業によりグローバル戦略を強化し、世界中の顧客によりインテリジェントでユーザー中心のインタラクティブなエクスペリエンスを提供できます。将来を見据え、当社はセレンスと密に連携して優れたインテリジェントな製品とサービスを提供し、世界中のお客様のニーズを満たし、それ以上の付加価値を届けてまいります」

長城汽車のドライバーは、天気予報やオンラインミュージックなどのクラウドベースのコンテンツ、ガソリンやバッテリー残量、車両の走行距離、メンテナンスなどの車両情報、窓やサンルーフ、空調、アンビエントライト(室内灯)、シート温度などの車両制御など、ナビゲーション、メディア、通話の主要機能でCerence Assistantの音声サポートを利用できます。

セレンスのCEO、ステファン・オルトマン(Stefan Ortmanns)は次のように述べています。「長城汽車は、中国での成功を世界進出の基盤とし、新しい電気自動車をグローバルで販売し、事業を拡大している自動車メーカーです。直感的でインテリジェントな音声対話を世界中のドライバーに提供するイノベーションを加速するミッションに取り組んでいる長城汽車の世界的な成功の一翼を担うことを光栄に思います」

長城汽車の車内体験に関する動画はこちらからご覧いただけます。

セレンスの詳細については、当社の日本語ウェブサイト https://www.cerence.com/ja/homeをご覧ください。最新情報については公式LinkedIn およびTwitterからもご覧いただけます

【セレンスについて】

セレンス(Cerence Inc.)は、自動車を含むコネクテッドモビリティの世界へ独自のソリューションを提供し、感動的なユーザー体験を創出するグローバル・リーダーです。世界をリードする自動車メーカーとモビリティOEMのイノベーションパートナーと提携し、自動車/二輪車や消費者のデジタルライフにいたるまで、直感的なAIベースのインタラクションを実現し、コネクテッドワールドの発展に寄与します。20年にわたる知見と4億7,500万台以上もの自動車への採用実績を有する当社は、コネクテッドカー、自動運転、EV、二輪車のロードマップに明確なビジョンを持っています。

詳細については、当社の日本語ウェブサイト https://www.cerence.com/ja/homeをご覧ください。

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